2013年10-12月期GDP二次速報

市場予想からは下振れしたが、サプライズはなし

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2014年03月10日

  • ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト(LDN駐在) 橋本 政彦

サマリー

◆2013年10-12月期の実質GDP成長率(二次速報)は前期比年率+0.7%(前期比+0.2%)と、一次速報(前期比年率+1.0%、前期比+0.3%)から下方修正された。市場コンセンサス(前期比年率+0.9%、前期比+0.2%)との比較でも、やや下振れした格好だが、内容について大きなサプライズはなく、当社の景気判断に変更を迫るような内容ではなかった。


◆一次速報からの改訂を需要項目別に見ると、法人企業統計を受けて、設備投資が前期比+0.8%へと下方修正された(一次速報:同+1.3%)。また、市場予想では見方が分かれていた公的固定資本形成(一次速報:前期比+2.3%→二次速報:同+2.1%)が下方修正されたことに加えて、個人消費(一次速報:前期比+0.5%→二次速報:同+0.4%)も小幅ながら下方修正となったことが、GDP成長率を押し下げた。

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