サマリー
◆2013年4月の貿易統計では、輸出金額は前年比+3.8%と、市場コンセンサス(同+5.4%)を下回った。ただし、輸出金額は2ヶ月連続で前年を上回っており、季節調整値で見ても前月比+0.0%と、均せば持ち直し傾向が続いていることから、それほど悲観する内容ではなかった。
◆輸出数量指数(大和総研による季節調整値)は、前月比+1.9%と2ヶ月連続の上昇となり、数量ベースでも持ち直しの兆しが確認された。地域別に見ると、アジア向けが2ヶ月ぶりの減少となったものの、米国向け、EU向けは増加しており、なかでも米国向けの大幅な増加が全体を押し上げた。
◆先行きに関しては、ようやく持ち直してきた輸出数量が今後は増勢を強めることで、輸出金額の増加が続くと見込んでいる。円安が輸出数量を押し上げるまでには半年程度のラグがあるため、昨年末からの円安の効果は今後本格化し、輸出数量増加の支援材料となるとみられる。景気後退が続くEU向け輸出数量は当面低調に推移する見通しだが、緩やかな景気拡大が続く米国向けおよびアジア向けの増加がけん引役となると見込まれる。ただし、海外経済の動向に関しては、このところ成長鈍化の兆しがみられ、十分注視していく必要があるだろう。
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