サマリー
◆【今後の見通し】欧州の景気動向がカギ:輸出は減速傾向が続いているものの、メインシナリオとしては2012年7-9月期を底に、10-12月期以降徐々に回復に向かうと考えている。これは、緩やかな景気回復が続く米国向け輸出が底堅く推移することに加え、輸出の足を引っ張っている欧州や、中国を中心としたアジアの景気が回復に向かうと考えるためである。輸出の減速を受け国内の生産も目先減速が見込まれているが、輸出が持ち直しに向かえば、底割れは回避される見込み。ただし、欧州の景気先行きは依然不透明感が強く、下振れリスクには注意が必要だろう。
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