サマリー
◆責任ある資本主義を掲げるメイ首相は2016年9月、就任演説でも強調したように、「少数の特権階級だけではなく、すべての市民のためになる」教育制度改革に向けたコンサルテーションを行った。改革案からは、現行法で禁じられている選抜制学校の新設に向け舵を切ることが明らかになり、物議を醸している。
◆優秀な学業成績で知られる選抜制学校に対するアクセスの拡大には、選ばれた一部のみが高質の教育を享受することへの抵抗や、選抜制学校が周囲に及ぼすネガティブな影響など、多くの懸念が存在する。コンサルテーションの結果を踏まえた白書が近く発表される予定だが、教育界の強い反対にもかかわらず、選抜制学校新設の予算が確保されている。対立を呼ぶリスキーな改革がどのように実施されていくか注目される。
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