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難民危機対策でEUとトルコが合意

ブリュッセル連続爆破テロが新たな移民排斥の火種に?

2016年03月24日

ロンドンリサーチセンター 研究員 沼知 聡子

サマリー

◆2016年3月17~18日にブリュッセルで開催されたEUサミットで、トルコ経由での非正規移民の欧州流入を防ぐ施策についてEU首脳とトルコ側が大枠で合意した。トルコが非正規移民を引き受ける見返りに、トルコからEUへのビザなし渡航やEU加盟交渉の加速化などが合意されたことに対し、実現可能性や合法性はもとよりモラルを問う声も多い。


◆今回の合意により非正規移民の大量流入にある程度の歯止めがかかることが期待されてはいるが、シリア和平の実現をはじめ根本的な問題が解決しない限り、EUにとって大きな問題であり続けることは間違いないだろう。ブリュッセルのテロにより移民に対する世論の硬化が予想される中、EUの今後の動向が注目される。

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