政治的窮地に立つメルケル首相
難民危機への無策でEU解体の恐れ、地政学的リスクの増加?
2016年01月21日
サマリー
◆2015年と同様に大量の難民流入が見込まれるEUでは効果的な対策を欠き、単一通貨などこれまでの統合の成果を無に帰すような解体プロセスが起きる可能性が指摘されている。
◆人道的見地から難民に門戸を開放したメルケル首相に対し、急激な難民大量流入への対応の難しさからUターンを迫る政治圧力が高まりつつあり、今後の動向が注目される。
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