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欧州経済見通し 動き出した主役たち

ユーロ圏の自動車産業、英国の住宅建設に回復の動き

2013年10月18日

経済調査部 主席研究員 山崎 加津子

サマリー

◆ユーロ圏経済は4-6月期に7四半期ぶりの前期比プラス成長となったが、その後も企業と消費者の景況感改善が継続しており、7-9月期もプラス成長となったと推測される。ただ、7月と8月の輸出、鉱工業生産、小売売上高の持ち直しは遅々としており、年後半の景気回復ペースはかなり緩やかなものとなろう。


◆8月のユーロ圏の鉱工業生産の内訳で自動車部門の生産回復が目立つ。自動車販売は、過去2年は米国とアジアの需要が強い一方、欧州内の需要減退が目立っていたが、欧州の自動車需要の落ち込みに歯止めがかかってきた。ドイツ自動車産業連盟は9月の生産と輸出が前年比二桁の伸びとなったと発表した。裾野が広い産業だけに、今後のユーロ圏の景気回復の牽引役となることが期待される。


◆英国経済は個人消費が牽引役となって、7-9月期に3四半期連続となるプラス成長を達成したと推測される。同期の小売売上高は前期比+1.5%と2008年1-3月期以来の高い伸びを記録した。住宅市況の改善を背景に住宅建設受注が持ち直してきており、投資回復が期待される。一方、住宅価格上昇によるインフレ懸念がくすぶっており、今後の物価動向には注意が必要であう。

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