サマリー
◆英国連立政権による雇用法改革の一環として、2015年より男女共同育児休暇(Shared Parental Leave)の導入が予定されている。最長1年の法定育児休暇を父母が共有し、最低1週間単位で交互あるいは同時での取得を可能にする柔軟な制度である。
◆休暇取得の柔軟性を高め、女性が出産・育児により長期職場を離れることによるペナルティを軽減すると同時に男性の育児参加促進を目指すが、雇用主の負担増を懸念する声も強く、意図した結果を生むまでには相当の時間がかかるだろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
欧州経済見通し 成長再加速の兆し
景気の下振れリスク緩和でECBの追加利下げ観測は後退
2025年11月25日
-
7-9月期ユーロ圏GDP 緩やかな成長が継続
フランスの成長ペースが加速し、市場予想からはわずかに上振れ
2025年10月31日
-
欧州経済見通し フランスの政治不安は一服
ただし予断は許されず、予算協議が次の焦点
2025年10月21日

