CGコード改訂案に揺れる「現預金」の位置付け

機関投資家と上場会社で認識のズレが露呈

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サマリー

◆金融庁から公表されたコーポレートガバナンス・コード改訂案では、「現預金を投資等に有効活用できているか、不断に検証すべき」が原則4—2「解釈指針」に組み込まれた。

◆「解釈指針」は「基本原則」「原則」とは異なり、コンプライ・オア・エクスプレインの対象にはならない。しかし、「~すべき」のような規範性を持たせる表現で記載されているため、上場会社から修正すべきとの意見がある。

◆また、「現預金」という文言を盛り込むことに肯定的な意見を持つ機関投資家と修正すべきとする上場会社で意見が大きく二分している状況である。機関投資家と上場会社の認識のズレが露呈しており、調整を図るのは簡単ではなさそうである。

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