サマリー
◆中国人民銀行は2015年2月5日より、全金融機関の預金準備率を0.5%引き下げた。小型零細企業向け貸出比率の高い一部金融機関には引き下げ幅を上乗せした。
◆金融面の景気下支え策は、2014年4月と6月の三農(農業、農村、農民)、小型零細企業のテコ入れを目的とした預金準備率引き下げから、11月22日の2年4ヵ月ぶりの利下げ、そして今回の全金融機関を対象とする預金準備率引き下げという具合に、分野限定のサポートから経済全体の下支えへと範囲がより広くなってきている。
◆2014年の実質GDP成長率は7.4%に減速し、2015年3月5日から開催される第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議では、2015年の成長率目標が7%前後に設定されるとの見方が多い。これがソフトランディング・シナリオであり、当局の懸念は、これを下回り、雇用が悪化するような事態を招くことにある。今後も景気のソフトランディングを目的とした追加金融緩和策の実施が想定される。
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