家計金融資産の現状と家計の国債保有

2026年6月末の家計金融資産は2,519.1兆円で過去最高に。国債保有は引き続き増加

RSS

サマリー

◆2026年4-6月期の「資金循環統計」によると、同年6月末時点での家計金融資産総額は2,519.1兆円(前期差+112.8兆円)となった。株価上昇による株式等(同+60.8兆円)や投資信託(同+28.1兆円)の増加に加え、債券(同+2.1兆円)も、資金流入が多かったことで増加した。現金・預金(同+5.9兆円)も増加したが、増加額は前年同期に比べて減少した。

◆足元では普通預金への資金流入が以前より弱まっている一方、低金利環境下で資金純流出が続いていた定期預金や国債は金利上昇に伴って資金純流入となっており、家計がより高い利回りを求める動きが見られると言えよう。

◆「全国家計構造調査」の結果によると、債券保有率・保有額ともに50代後半以上の世帯が高い一方、30代~40代前半でも債券保有率は高まっている。

◆足元では家計の国債保有に関する税優遇等の議論も活発化している。今後家計の国債保有がさらに増加するのか、また、増加する場合には預金から資金シフトが起きるのかなどを注視する必要がある。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート

同じカテゴリの最新レポート