2017年11月22日
サマリー
◆2017年7-9月期(今四半期)の注目点は、対外直接投資における収益の再投資が現行統計で過去最高になったことである。収益の日本への還流よりも現地での投資を選好する動きは継続しているように見える。これを主因に、対外直接投資は+4.2兆円の取得超となった。
◆金融収支は+4.8兆円の黒字(対外純資産増)だった。近年の日本の経常収支黒字の大部分は直接投資収益や証券投資収益であり、金融収支の動向は重要と思われる。
◆対外証券投資は+9.0兆円の取得超だった。2016年末から中長期債の売り越しを続けていた預金取扱機関が4四半期ぶりに買い越しに転じたことが一因である。ただし、8月以降は再度売り越しに転じている。
◆その他投資(資産サイド)は、貸付(長期)が処分超に転じたものの、貸付(短期)の取得超を主因にプラス幅が拡大した。その他投資(負債サイド)は借入(短期)の流入額の増加を主因に、資金流入が大幅に増加した。
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