2015年03月02日
サマリー
ASEANはアジア通貨危機以降、経済を発展させ、意識的に金融資本市場も発展させてきた。足元ではASEANはさらなる成長を求めて、金融資本市場の統合・自由化を含めた経済共同体の創設に向けた取り組みを進めている。各国の金融資本市場の統合・自由化の取り組みを見ると、その状況は多様であり、動きも統一されていないことが分かる。特に、今回考察した範囲では相対的にシンガポールの取り組みが進んでいる一方で、インドネシアが遅れているように見える。
課題は金融資本市場の統合・自由化を本当に進めることができるのか、そして統合・自由化による競争の激化がもたらす各国間の格差にどのように対応するのか、ということである。また、統合・自由化による資本フローの不安定化への対応も課題となる。

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