2026年05月21日
サマリー
◆従来、環境政策として推進されてきた循環経済(サーキュラーエコノミー)だが、近年では経済政策の観点からも重視されるようになっている。背景には、世界的な資源制約への懸念、地政学リスクの顕在化を通じたサプライチェーンの強靱化の必要性が高まっていることなどが挙げられる。
◆日本政府も取り組みを強化しており、「循環経済(サーキュラーエコノミー)に関する関係閣僚会議」第4回(2026年4月21日開催)では、「循環経済行動計画」が取りまとめられた。
◆2025年に"Global Circularity Protocol for Business"(ビジネスのためのグローバル循環プロトコル:GCP)のVersion 1.0(初版)が公表された。企業がサーキュラーエコノミーについてどのような影響・リスク・機会があるか整理し、投資家をはじめとするステークホルダーとコミュニケーションをとるステップがまとめられている。
◆GCPを通じて企業がサーキュラーエコノミーへの移行に向けた対応を検討し、開示すべき重要な事項の洗い出しを進めることが期待される。投資家も、自らのポートフォリオにサーキュラーエコノミーがどのような影響を与えるのか、精査していく必要があるだろう。
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