2019年08月23日
サマリー
◆認知機能の低下した高齢者が今後さらに増加すると見込まれる中、高齢社会における金融面での課題解決の手段の1つとして、テクノロジーへの期待が高まっている。
◆そのテクノロジーとして、生体認証や見守りサービス、異常検知、高齢者の資産等の「見える化」などがある。認知機能低下の早期発見を試みるテクノロジーも提供されている。
◆デジタルツールへの抵抗感をいかに引き下げるかが高齢者への普及を考える上で課題となる。一方で、高齢者のテクノロジー利用は進みつつある。金融機関にとっても、高齢顧客向けのテクノロジーの活用は窓口負担軽減や子ども世代との関係構築の手段と捉えることもできる。
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