アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)ミャンマー技術支援(第4フェーズ)
「アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI:Asian Bond Markets Initiative)」は1990年代後半に発生したアジア通貨危機を教訓に、特に現地通貨建て債券市場を発展させることで金融市場の安定性を確保するための地域協力の仕組みである(2003年発足)。ASEAN+3(アセアン加盟10か国と日本・中国・韓国)財務大臣・中央銀行総裁会議で具体的なアクションが決定されるこの枠組みでは、アジア開発銀行(ADB)主導による法規制やインフラの整備、債券の発行や需要喚起などのタスクに応じた地域単位の支援と、アセアン事務局が所管する国別支援がある。本件は、ミャンマーの債券市場育成を目的とした技術支援を行う後者の国別支援プログラムである。