サマリー
◆2017年12月18日~20日に、2018年の経済政策運営の重点を議論する中央経済工作会議が開かれた。同会議は、「習近平の新時代の中国の特色のある社会主義経済思想」を過去5年間の経済実践理論の結晶と位置付け、経済政策面でも習近平総書記のトップダウンが一段と明確になった。
◆2018年の経済政策運営の重点は8項目であり、筆頭は2年連続でサプライサイドの構造改革であった。印象的なのは、「中国『製造』から中国『創造』への転換、中国『速度』から中国『品質』への転換、製造『大国』から製造『強国』への転換」というフレーズである。ここからは、2018年も「イノベーション」と「質的向上」がキーワードとなることが分かる。
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