みんなのためのインフラ更新と国土強靭化③

人口減少下での重点化・優先順位付け

RSS

2013年06月27日

  • 中里 幸聖

サマリー

◆「国土強靭化」は、防災・減災を強化した国土構想を改めて定め、持続可能な国家機能と社会の構築を図ろうとする概念であり、中心となるのはインフラの強化である。


◆財政制約が厳しく、少子高齢化・人口減少が進行中のわが国では、インフラ強化についても重点化・優先順位付けが必要である。その際、既存インフラの廃止や撤去も検討すべきである。


◆インフラの重点化・優先順位付けを判断するにあたって、最初に考えられるべきは、国民・住民みんなの生命を守る観点であろう。さらに成長戦略の観点、国土構想の観点、実現性の観点などを加えて、総合的に判断し、国土強靭化に資するインフラ更新計画を作成・実行していくべきである。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート