日本版ISA、2012年に導入

2010年度改正税法成立（３）金融証券税制

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2010年04月22日

金融調査部主任研究員鳥毛拓馬

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サマリー

◆2010年3月31日に、2010年度の改正税法である国税関係の「所得税法等の一部を改正する法律」、地方税関係の「地方税法等の一部を改正する法律」が公布された。あわせて、改正税法の細目を定める政省令も公布された。

◆金融・証券税制に関しては、いわゆる日本版ISA（非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置）の要件等が明記され、上場株式等の配当等及び譲渡益等に対する税率が現在の10％から20％に引き上げられる2012(平成24)年に、導入されることとなった。

◆改正税法ではその他に、(1)非居住者等が受ける2013（平成25）年3月31日までに発行された振替社債等の利子及び償還差益（償還価額と取得価額との差額）の非課税化、(2)振替公社債利子等の非課税手続の簡素化、(3)民間国外債等の利子等に係る特例の恒久化、などが定められた。

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