2010年10月28日
サマリー
◆2010年6月に開催された株主総会で、東証一部上場会社のうち249社が定款変更を実施したことが確認できた。本稿ではこれらの定款変更議案の決議結果を紹介する。
◆これらの会社のうち2010年3月改正の開示府令に基づく決議結果開示義務の適用を受ける247社の臨時報告書によれば、(会社提案による)定款変更議案は全て可決され、その賛成比率は平均96.4%であった。
◆また、各社の2010年6月総会で最も賛成率が高かった議案と定款変更議案との賛成率の差も平均0.85%であり、総じて高い賛成率で可決されていることが分かる。
◆その一方で賛成比率が3%以上乖離しているケースも23件(10%以上乖離は6件)確認された。特に、買収防衛策、発行可能株式総数(授権枠)の拡大、取締役会決議による剰余金配当を含む定款変更議案には反対票が集まる傾向が強いようだ。
本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。
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