投資信託・仕組債は時価評価し損益計上

金融商品会計の見直しでIFRS第9号導入?

RSS

2018年11月08日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆ASBJ(企業会計基準委員会)は、2018年8月30日に「金融商品に関する会計基準の改正についての意見の募集」を公表し、同年11月30日まで意見募集を行っているところである。

◆検討項目のうち分類と測定(金融商品の評価)については、仮にIFRS第9号と同様の規定にした場合、投資信託や仕組債は、時価評価し毎期の時価の変動を損益に計上することとなるものと思われる。

◆財務諸表の透明性は高まりその品質は向上すると思われるが、一方で、法人のこれらの金融商品による保有や運用に影響を与えることが予想される。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート