東証、業績予想開示を柔軟化(概要編)

開示項目等を柔軟化する一方で、対話を重視

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2012年03月28日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆東京証券取引所は、2012年3月23日に、上場企業の業績予想開示の柔軟化を公表した。

◆これまでの業績予想開示は、決算発表時に翌期の半期・通期の売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、EPS、配当の予想の開示を行う方法に定型化されていた。これを開示項目、開示の形式、開示対象期間等について、企業の実情に応じたより柔軟な開示を認めることとした。開示項目等の形式的な遵守よりも、企業の実態に合わせた、投資家との対話を重視した開示へと方向転換する趣旨である。

◆業績予想開示の柔軟化は2012年3月の決算短信から適用される。

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