金融商品会計-評価区分の見直し

持合・戦略投資株式、債券の評価方法見直しの可能性

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2009年06月24日

  • ニューヨークリサーチセンター 主任研究員(NY駐在) 鈴木 利光

サマリー

◆企業会計基準委員会(ASBJ)は、2009年5月29日付にて「金融商品会計の見直しに関する論点の整理」を公表した。この論点整理は、国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)が共同で進める金融商品会計における現行規準の置換えのプロジェクトに呼応し、2011年を念頭に置いた我が国の会計基準の見直しの可能性について、議論の整理を図ることを目的としている。

◆「【論点2】金融商品の測定」のうち「[論点2-1]測定区分の見直し」では、IASBの2008年3月公表のディスカッション・ペーパー「金融商品の報告における複雑性の低減」やその後のIASB・FASBの議論の影響を受けて、今後、現行の保有目的ごとの評価区分の削減又は内容の見直しが行われる可能性について言及している。

◆今後の方向性として、公正価値で評価するか否かの基準や、一部の評価区分に関する具体的な見直しの可能性を整理している。本稿では、「[論点2-1]測定区分の見直し」を概説する。

本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。

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