資産除去債務の会計処理(コンバージェンス)

資産除去債務は負債計上、対応する除去費用は資産計上のうえ費用配分(資産負債の両建処理)

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2008年11月12日

  • ニューヨークリサーチセンター 主任研究員(NY駐在) 鈴木 利光

サマリー

◆企業会計基準委員会(ASBJ)は、2008年3月31日付にて、企業会計基準第18号「資産除去債務に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第21号「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」を公表した。

◆「資産除去債務」とは、有形固定資産の取得等によって生じ、当該有形固定資産の除去に関して法令又は契約で要求される法律上の義務(及びそれに準ずるもの)をいう。

◆会計基準等は、2010年4月1日以後開始する事業年度から適用する(2010年3月31日以前に開始する事業年度からの早期適用も可)。

◆本稿では、本会計基準等の要点を概説するものとする。

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