2013年11月28日
サマリー
企業の生産活動に関係の深い設備投資は、個人消費と同様にアメリカ経済を見る上で非常に重要なポイントです。2012年の実質GDPにおける設備投資の割合は12%程度と大きくありませんが、老朽化した生産設備を更新するため設備投資は循環的な動きを示し、アメリカ経済の景気循環を形成する一つのファクターとなっています。また、生産能力増強のための新規投資は企業の先行き見通しなどによって決定されることや、大規模な投資を行う企業もあることなどから変動が激しい特徴もあります。さらに、設備投資は将来の生産活動の拡大、縮小に影響を及ぼすことも注目すべき理由の一つです。他にも、工場などを新設したら雇用者が増えるなど波及的な影響も想定されます。
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