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米雇用者数の増加基調強まる

2015年1月の米雇用統計:平均時給は大幅に増加

2015年02月09日

金融調査部 主任研究員 土屋 貴裕

サマリー

◆1月の非農業部門雇用者数は前月から25.7万人増加した。過去分は上方修正され、雇用者数の増加基調は強まっているとみられる。業種別では、小売、建設、教育・医療、金融などで雇用が増え、鉱業・林業などの雇用者数は減少した。


◆失業率は5.7%と前月から0.1%ポイント上昇した。自己都合による失業者、新たに職探しを始めた、あるいは再び職探しを始めて失業者となった人が増えたためである。労働市場の改善に伴って、失業者が増えたことになる。


◆労働時間は横ばいで、平均時給は大幅に増加した。時給の前年比伸び率は、娯楽・レジャーなどで伸び率が高く、一部業種では労働需給が引き締まってきていると言えるが、製造業などの時給の伸びは緩慢で、改善は一様ではない。


◆注目される金融政策の変更に向けて、海外経済の軟調さやドル高、エネルギー価格低下の影響に加えて、労働参加率が上昇しても賃金が持続的に上昇するか確認する必要があろう。

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