サマリー
◆9月開催のFOMC(連邦公開市場委員会)では、いわゆるQE3(量的緩和第3弾)に伴う資産買い入れ規模が月150億ドルに縮小された。声明文に、次回、10月のFOMC会合で資産買い入れ額をゼロにする決定が行われることが明示された。同時に金融政策正常化の方針と計画(出口戦略)が公表された。
◆声明文における経済の現状認識に大きな変更はなく、「緩やかなペースで成長している」とされた。FOMC参加者による実質GDP成長率見通しは、2015年分がやや下方修正され、2017年分は、長期見通しをやや上回る程度に減速する見通しとなった。
◆事実上のゼロ金利政策を、資産購入終了後も「相当な期間継続する」とした文言に変更はない。イエレン議長は会合後の会見で、「相当な期間」は今後公表される経済指標次第であることを繰り返し強調し、利上げ開始時期の示唆はなかった。
◆今回のFOMC会合からは利上げ開始時期は示唆されなかったが、2015年の投票権を得る地区連銀総裁の発言に今後の声明文の変更やヒントが含まれる可能性がある。中間派と目されるウィリアムズ総裁とロックハート総裁の発言に注目したい。
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