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米国経済見通し 台頭する不透明感

明らかになったQE3終了時期と中間選挙

2014年07月18日

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

笠原 滝平

サマリー

◆イエレン議長の議会証言において、QE3に伴う資産買い入れ規模の縮小は、10月のFOMCで完了し、QE3を終了させる方向性が示された。11月の中間選挙と同時期であり、2015年の財政関連リスクの見通しがたつにつれ、利上げ開始時期の議論も深化するだろう。


◆悪天候からの反動とみられる経済指標は少なくなく、労働市場や個人消費などは緩やかな回復を続けている。住宅市場などで供給面にいくつかの課題があることから、回復ペースの加速までは見込み難く、反動増一服後は緩やかな回復ペースに留まるだろう。


◆経済の回復ペースが鈍いままで、財政関連のリスクが残るのであれば、FOMC参加者であっても利上げ開始時期は見通し難く、先送りされる可能性もある。緩和的な金融政策の継続を背景とした過剰なリスクテイク行動をイエレン議長らは警戒せざるを得ない。


◆悪天候にさらされた1-3月期の実質GDP成長率がさらに下方修正された。今後の回復が見込めるとしても、暦年の最初の四半期の発射台が低くなったことから、2014暦年の成長率見通しを下方修正した。

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