サマリー
◆2021年7-9月期のGDP1次速報の公表を受け、経済見通しを改訂した。実質GDP見通しは、21年度+3.1%、22年度+3.6%を見込む。当社のメインシナリオでは、新型コロナウイルスワクチンの効果や経口治療薬の普及もあり、安定した感染状況が続くと想定している。
◆個人消費は行動制限の緩和を受けてサービス消費を中心に回復しよう。追加経済対策の効果は2022年前半を中心に表れるとみられるほか、0.6兆円程度と試算される自動車のペントアップ需要の発現も景気の追い風となる。資源高で家計負担は増加するものの、40兆円超の過剰貯蓄により、個人消費への悪影響は抑えられるだろう。ただし低所得者世帯を中心に影響が大きい点には注意が必要だ。
◆一方、最大の景気下振れリスクは引き続き変異株の動向である。仮にワクチンの重症化予防効果を引き下げる変異株が国内外で流行すれば、多くの国で厳しい行動制限措置が実施され、経済活動は再び停滞しよう。
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