サマリー
◆2026年4月の貿易統計によると、輸出金額は前年比+14.8%と8カ月連続で増加し、季節調整値も前月比+1.4%と2カ月連続で増加した。輸入金額は前年比+9.7%と3カ月連続で増加し、季節調整値は前月比▲0.0%と横ばいとなった。貿易収支は+3,019億円と3カ月連続の黒字となった。季節調整値でも+2,365億円と2カ月連続の黒字となった。
◆中東情勢緊迫化の影響で中東向け自動車の輸出台数が前年比▲93.5%減少した。全世界からの原油及び粗油の輸入数量は同6割(中東は同7割)減少した一方、米国からの輸入数量は同4割増加するなど、代替調達の動きも見られた。資源価格の高騰により交易条件は幾分悪化したものの、収支悪化への影響は限定的だった。
◆輸出数量(季節調整値)は前月比▲2.0%と2カ月ぶりに減少した。物流途絶等を受けた中東向けの自動車輸出の停滞が影響したほか、中国向けの半導体関連財(半導体等製造装置、IC、電算機類(含周辺機器)等)の減少が指数を押し下げた。
◆先行きの輸出数量は弱含むとみている。AI・データセンター需要が引き続き輸出を下支えする一方、中東情勢の緊迫化による供給制約や中東向け輸出の停滞等が下押し要因となるだろう。
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