サマリー
◆2026年3月の貿易統計によると、輸出金額は前年比+11.7%と7カ月連続で増加し、季節調整値も前月比+1.5%と2カ月ぶりに増加した。輸入金額は前年比+10.9%と2カ月連続で増加した一方、季節調整値は前月比▲2.9%と5カ月ぶりに減少した。貿易収支は+6,670億円と2カ月連続の黒字となり、季節調整値でも+907億円と2カ月ぶりの黒字となった。
◆2026年1-3月期の実質GDP成長率における外需寄与度はプラスを見込む。財貨の実質輸出は前期比+1.5%、実質輸入は同▲0.2%と試算される。
◆輸出数量(季節調整値)は前月比+2.6%と2カ月ぶりに増加した。AI・データセンター需要を追い風に、半導体等製造装置やIC(集積回路)の輸出が増加に寄与した。一方、自動車は減少した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けて中東向けが減少したことが影響した。
◆先行きの輸出数量は、横ばい圏で推移するだろう。AI・データセンター需要が引き続き輸出を下支えする一方、中東情勢の緊迫化による供給制約や中東向け輸出・生産抑制などが輸出に逆風となるリスクが燻っている。
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