サマリー
◆2月17日公表予定の2024年10-12月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+1.4%(前期比+0.3%)と、3四半期連続のプラス成長を予想する。内需では設備投資が堅調に推移し、伸びをけん引したと見込んでいる。また、輸出が増加する一方で輸入は減少し、外需はプラスに寄与したとみられる。
◆個人消費は食料品価格の高騰などを受け、非耐久財を中心に減少したと予想する。サービス消費はおおむね横ばいで推移したようだ。住宅投資は小幅に減少したとみられる。公需は公共投資、政府消費のいずれも減少したと見込む。
◆輸出はサービスを中心に増加したとみられる。輸出が増加した一方で輸入は減少し、純輸出(外需)の実質GDP成長率に対する寄与度は前期比+0.5%ptと、4四半期ぶりにプラスになったとみられる。
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