サマリー
◆5月16日公表予定の2024年1-3月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率▲1.6%(前期比▲0.4%)と、2四半期ぶりのマイナス成長を予想する。国内自動車メーカーの大幅減産や、一部サービス輸出における前期からの反動減が全体を押し下げた。
◆個人消費は自動車を含む耐久財が大きく減少したものの、所得環境の改善を背景に全体として増加したと予想する。住宅投資は横ばいに推移する一方、設備投資は減少したとみられる。公需は公共投資、政府消費双方の増加を見込む。
◆輸出は財・サービスいずれも減少した。輸出の減少幅が輸入のそれを上回った結果、実質GDP成長率に対する純輸出(外需)の寄与度は前期比▲0.9%ptとマイナスに転じたとみられる。
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