サマリー
◆【企業部門】2024年2月の輸出と生産は減少した。輸出数量指数は前月比▲4.5%と2カ月連続で低下した。企業による価格転嫁の進展で輸出価格は伸びたが、半導体等製造装置が減少したほか、自動車の挽回輸出に一服の兆しが見られる。鉱工業生産指数は同▲0.6%だった。引き続き、自動車メーカーの一部工場の稼働停止が影響している。
◆【家計部門】2024年2月の個人消費は増加したと判断される。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比+1.4%と、5カ月ぶりに増加した。需要側・供給側統計を合わせて補正したCTIマクロでも、実質消費は同+0.2%であった。雇用関連指標のうち、完全失業率は2.6%と前月から上昇した。就業者数、失業者数ともに増加した。
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