サマリー
◆5月17日公表予定の2023年1-3月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+0.5%(前期比+0.1%)と、2四半期連続のプラス成長を予想する。米欧景気の減速で輸出が減少した一方、旅行需要の回復や自動車の供給制約の緩和が個人消費を下支えした。
◆個人消費では、全国旅行支援が前期に引き続きサービス消費を下支えした。また、自動車は供給制約の影響が緩和し、耐久財消費も増加に寄与したと予想する。投資関連では設備投資、住宅投資はともに減少を見込む。公需では、公共投資は増加し、政府消費は減少したと予想する。
◆輸出入はともに減少し、外需の寄与度は前期比で概ね横ばいになったとみている。
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