サマリー
◆2月14日公表予定の2022年10-12月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+1.8%(前期比+0.4%)と、2四半期ぶりのプラス成長を予想する。旅行需要の回復が個人消費を下支えしたほか、自動車の供給制約の緩和が個人消費や設備投資を押し上げた。
◆個人消費では、10月11日(東京都は10月20日)からの「全国旅行支援」の実施が旅行需要などを押し上げたものの、11月後半に深刻化した新型コロナウイルス感染「第8波」により回復は小幅にとどまったとみられる。投資関連では設備投資は増加、住宅投資は減少を見込む。公需は、政府消費は増加し、公共投資は減少したと予想する。
◆輸出入はともに減少したが、輸入の減少幅が輸出のそれを上回り、外需の寄与度は前期比でプラスになったとみている。
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