サマリー
◆5月18日公表予定の2022年1-3月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率▲0.7%(前期比▲0.2%)と、小幅のマイナス成長になったと予想する。新型コロナウイルスオミクロン株の流行で1月に感染が急拡大し、多くの地域でまん延防止等重点措置が適用されたことで外食、旅行、娯楽関連を中心に個人消費が減少したとみられる。
◆【内需】個人消費はサービス消費が減少したほか、感染拡大などによる供給制約によって自動車などの消費も減少したと予想する。投資関連では、住宅投資は減少、設備投資は増加を見込む。公需は、公共投資は減少、政府消費は増加を予想する。
◆【外需】輸出入ともに前期から増加したとみられるが、輸入の増加幅が輸出の増加幅を上回ったことで、外需寄与度は3四半期ぶりのマイナスになる見込みだ。
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