2021年10-12月期GDP(1次速報)予測 ~前期比年率+4.7%を予想

経済活動の正常化や自動車減産の緩和がGDPを押し上げ

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2022年01月31日

  • 経済調査部 エコノミスト 小林 若葉
  • 経済調査部 シニアエコノミスト 神田 慶司

サマリー

◆2月15日公表予定の2021年10-12月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+4.7%(前期比+1.1%)と、2四半期ぶりのプラス成長を予想する。緊急事態宣言等の全面解除を受けて経済活動の正常化が進展し、サービス消費を中心に個人消費が持ち直した。また自動車減産の緩和により、輸出や耐久財消費、設備投資が押し上げられた。

◆【内需】個人消費はサービス消費が増加したほか、供給制約の緩和を受けて自動車などの耐久財も増加したと予想する。投資関連では、設備投資は増加、住宅投資は減少を見込む。公需は、公共投資、政府消費ともに減少を予想する。

◆【外需】輸出入ともに前期から減少したとみられるが、輸入の減少幅が輸出の減少幅を上回ったことで、外需寄与度は4四半期ぶりのプラスになる見込みだ。

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