サマリー
◆3月の消費は財・サービスともに前月から増加した。2度目の緊急事態宣言が全面解除されたことで、パック旅行などのサービス消費が大幅に増加した。さらに小売店などへの人出の増加が財消費を押し上げた。
◆4月の消費は減少に転じたとみられる。新型コロナウイルス感染拡大の深刻化を受けて一部地域に緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が再発出・適用されたことでサービス消費が落ち込んだ。5月以降も、感染拡大を受けて旅行・外食・レジャー関連を中心にサービス消費の減少は続くだろう。4月29日~5月5日の大型連休の観光関連消費も振るわなかったとみられる。他方、財消費は底堅く推移するだろう。
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