サマリー
景気に楽観的な見方が強まっている。世界の新型コロナウイルスの新規感染者数は1月半ばをピークに減少傾向にあり、移動や店舗営業などに関する規制を一部緩和する動きが出てきている。感染抑制に先んじて成功している中国に加え、現金給付など追加の財政支援策が追い風となっている米国では足元で景気回復ペースの加速が期待される。また、国ごとにばらつきはあるもののワクチン接種が徐々に拡大し、感染抑制や死亡率低下に貢献しているとの最初の報告が出てきていることも朗報である。ただし、新型コロナウイルスの抑え込みがこのまま順調に進むかに関しては不透明要因が少なくない。ワクチンの供給制約はまだ解消されておらず、一方で感染力の強い変異株の急拡大リスクがくすぶっている。景気回復の持続性を担保するためにも、移動や店舗営業に関する規制の緩和は慎重かつ柔軟に対応することが肝要となろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
日本経済見通し:2021年2月
ワクチン普及・変異株による感染拡大と経済への影響を検証
2021年02月19日
-
米国経済見通し 「FRBに逆らうな」の結末
景気の過熱・金融の不安定化、あるいは増税・賃上げへ
2021年02月19日
-
欧州経済見通し いつまで低迷が続くか
マイナス成長後の成長経路を左右する、ワクチン接種の進展
2021年02月19日
-
中国:急回復する中国経済と全人代の注目点
2021年と今後5年・15年の成長率目標、出口戦略、国内大循環
2021年02月19日
同じカテゴリの最新レポート
-
2026年7-9月期GDP(1次速報)予測 ~前期比年率+1.5%を予想~
個人消費は小幅減だった一方、設備投資と輸出が実質GDPを押し上げ
2026年10月30日
-
2026年9月鉱工業生産
自動車工業が挽回生産で持ち直し、生産全体は3カ月ぶりに上昇
2026年10月30日
-
2026年9月雇用統計
失業率は2.4%と前月から0.1%pt低下し、就業拡大が進展
2026年10月30日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
-
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日

