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2020年1月鉱工業生産

2ヶ月連続増産も、新型肺炎懸念で先行きは大幅減産の見込み

2020年02月28日

経済調査部 エコノミスト 鈴木 雄大郎

小林 俊介

サマリー

◆2020年1月の生産指数は前月比+0.8%と2ヶ月連続で上昇し、市場コンセンサス(同+0.2%)を上回った。上昇はしたものの、9月以前の水準と比べると大幅に低下したままだ。出荷指数も同+0.2%と僅かに上昇したものの低水準でとどまっている。

◆業種別では、15業種中8業種で上昇した。自動車工業、輸送機械工業(除.自動車工業)、その他工業などが上昇に寄与した。品目別では普通乗用車、航空機用発動機部品などが押し上げた。自動車工業は10月以降弱さが見られていたが、1月はいったん持ち直した。

◆製造工業生産予測調査によると2020年2月は前月比+5.3%、3月は同▲6.9%となっている。また、計画のバイアスを補正した2月の生産指数は同+2.0%(最頻値)と試算されている。2月に上昇した後、3月は大幅な減産を見込んでいる。ただし、今回の予測調査は調査期日が2月10日であり、足元で新型肺炎の影響が拡大している点は十分に織り込んでいないとみられる。2月、3月は予測調査から下振れする公算が大きく、1-3月期は3四半期連続の減産が視野に入ろう。

◆2020年3月6日に公表される1月景気動向指数の一致CIは前月差+1.3ptと予想する。この数値を前提とすると、基調判断は6ヶ月連続で「悪化」となる。

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