サマリー
◆9月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲5.2%と10ヶ月連続で減少し、コンセンサス(同▲3.6%)も下回った。輸入金額も同▲1.5%と減少したものの、貿易収支は▲1,230億円と3ヶ月連続で赤字となった。
◆9月の輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比▲0.5%と2ヶ月連続で減少した。輸出数量は下げ止まりの兆しが見られるが、持ち直しまで至る力強さはない。輸出数量を地域別に見ると、アジア向け(同+4.1%)が増加したものの、米国向け(同▲2.3%)、EU向け(同▲2.3%)が減少した。
◆先行きの輸出数量は、地域ごとに濃淡はあるものの、総じてみると世界経済減速の影響を受けて力強さを欠く動きが続くとみている。中国向けやアジア向けは中国経済の減速を受け、弱い動きが続くものの、米国向けは底堅く推移するだろう。また、EU向けは自動車輸出が全体を下支えするとみられるが、全体では横ばい圏で推移するだろう。
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