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2019年8月雇用統計

労働参加と就業が進み、総じて良好な結果

2019年10月01日

経済調査部 研究員 田村 統久

小林 俊介

サマリー

◆8月の完全失業率(季節調整値)は、前月から横ばいの2.2%であった。内訳を見ると、失業者数は前月から横ばいとなり、就業者数は前月差+19万人と増加した。また非労働力人口は同▲16万人と減少している。労働参加や就業が進み、総じて良好な結果であった。

◆8月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.59倍であり、新規求人倍率(同)は前月から0.11pt上昇して2.45倍となった。新規求人数は3ヶ月ぶりに増加したものの、その増加幅は前月までの2ヶ月間の減少幅と比べ小さく、労働需要に陰りが見られる。

◆7月の現金給与総額(共通事業所ベース)は前年比▲0.9%と2年ぶりに前年を下回った。内訳を見ると、特別給与(同▲4.4%)が大幅に減少したものの、これは夏季賞与の支給日程に起因している可能性がある。所定内給与は、共通事業所ベースの前年比が参照可能になった2016年1月以来の前年比増を維持しており、賃金の伸びを下支えしている。

◆先行きの労働需給に関しては、需要側・供給側とも弱い動きとなる中で、失業率は2%前半を維持し、求人倍率も横ばい圏で推移するとみている。ただし、労働需要の減少が加速する可能性に留意が必要である。

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