2017年4-6月期GDP二次速報

民間企業設備が下方修正、それでもなお前期比年率+2.5%(前期比+0.6%)

RSS

2017年09月08日

  • 小林 俊介

サマリー

◆2017年4-6月期の実質GDP成長率(二次速報)は前期比年率+2.5%(前期比+0.6%)と、一次速報(前期比年率+4.0%、前期比+1.0%)から下方修正され、市場コンセンサス(前期比年率+2.9%、前期比+0.7%)も下回った。


◆下方修正の主因は民間企業設備が大きく下方修正されたことであるが、それでもなお民間企業設備をはじめ個人消費、住宅投資、政府消費、公共投資といった主要内需項目が全て成長に寄与するという構図は一次速報から変わっておらず、過度に悲観する必要はないだろう。


◆総じてみると、今回の結果は、日本経済が緩やかながらも回復・拡大を続けていることを再確認させる内容であり、とりわけ外需主導から内需主導型の成長へと日本経済がシフトしつつあるという従来からの当社の見通しに変化はない。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。