サマリー
◆2017年4-6月期の実質GDP成長率(二次速報)は前期比年率+2.5%(前期比+0.6%)と、一次速報(前期比年率+4.0%、前期比+1.0%)から下方修正され、市場コンセンサス(前期比年率+2.9%、前期比+0.7%)も下回った。
◆下方修正の主因は民間企業設備が大きく下方修正されたことであるが、それでもなお民間企業設備をはじめ個人消費、住宅投資、政府消費、公共投資といった主要内需項目が全て成長に寄与するという構図は一次速報から変わっておらず、過度に悲観する必要はないだろう。
◆総じてみると、今回の結果は、日本経済が緩やかながらも回復・拡大を続けていることを再確認させる内容であり、とりわけ外需主導から内需主導型の成長へと日本経済がシフトしつつあるという従来からの当社の見通しに変化はない。
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