サマリー
◆2015年4月の貿易統計では、輸出金額は前年比+8.0%と8ヶ月連続の増加となったが、増加幅は前月(同+8.5%)から縮小した。また、輸入金額が同▲4.2%と減少幅を縮小した結果、貿易収支は▲534億円と、2ヶ月ぶりの赤字に転じた。
◆輸出金額を価格要因と数量要因に分けて見ると、円安による押し上げを主因に輸出価格が同+6.0%上昇したことに加えて、輸出数量が同+1.8%増加したことが輸出金額を押し上げた。ただし季節調整値で見た輸出金額は、EU・アジア向け輸出が減少に転じたことを主因として、前月比▲1.5%と2ヶ月ぶりの減少に転じている。
◆輸出の先行きに関しては、海外経済の回復に伴って、強弱入り混じりながらも緩やかな増加基調が数量ベースで続くとみている。他方で内需の拡大に合わせて輸入数量も増加基調になる見込みである。また、貿易赤字が急速に減少する要因となった原油価格の下落に歯止めがかかりつつあるため、貿易収支はゼロ近傍での推移が続くとみている。
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