サマリー
◆新型コロナウイルス感染の抑制を目的とする「ロックダウン(都市封鎖)」の影響で、1-3月期の成長率はユーロ圏では前期比-3.8%(年率-14.2%)、英国では同-2.0%(同-7.7%)と急落し、4-6月期にはさらに大幅な落ち込みが予想される。新規感染者数の減少を背景に、ロックダウンを解除する動きが5月に入って欧州各国で広がってきたが、感染再燃を警戒しながらの段階的な解除であるため、景気持ち直しには時間を要すると見込まれる。ユーロ圏の成長率は2020年-8.0%、2021年+4.1%、英国の成長率は2020年-9.5%、2021年+4.6%と予想する。
◆新型コロナウイルスと共存しつつ、経済をどう立て直していくかが欧州にとって最大の課題だが、感染再燃のリスク、世界的な需要後退のリスクに加え、EUと英国の通商交渉の難航、米中対立のエスカレートなど古くて新しい不透明材料も台頭している。
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