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ブレグジットは10月31日までの再延期が決定

本格的なメイ首相降ろしが始まる

2019年04月12日

ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト(LDN駐在) 菅野 泰夫

サマリー

◆4月10日のEU緊急首脳会議(EUサミット)でEUは、メイ首相の離脱再延期要請を受け、5時間に及ぶ協議の末、必要な限りの期間延長(フレクステンション)を容認することで合意した。再延期期限は10月31日までとし、この期限よりも前に離脱協定が批准された場合は翌月の1日が離脱日となる。

◆今回の決定でEU首脳は、メイ首相から何も今後のプランが提示されないまま、延期を承認したことになる。メイ首相は、膠着状態の打開に向け、労働党との協議は継続して行われると述べたものの、目覚ましい成果は出ていない。保守党内でも、このまま労働党との協議を続けても時間の無駄という意見も多く、仮に超党派での合意に達しなければ、再度、示唆的投票(インディカティブ・ボート)が実施される可能性が高い。

◆9月29日から10月2日に開催される保守党党大会までには、メイ首相に代わる新党首が就任するというのが大方の見方である。ただし5月2日の地方選で保守党が惨敗したり、欧州議会選挙が開催されることで党内からの辞任圧力が高まれば、もっと早い段階で党首選が開始される可能性はあるだろう。最短では、イースター休会明け(4月23日より再開)にも党首選びが始まり、6月までには新首相が誕生する見方もある。

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