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英国議会が「示唆的投票」の選択肢を全て否決

メイ首相は辞任の意向

2019年03月28日

ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト(LDN駐在) 菅野 泰夫

サマリー

◆3月27日に示唆的投票(インディカティブ・ボート)が英下院で実施された。メイ首相の離脱合意案に代わり、頓挫しつつあるブレグジット交渉の混乱を解決する第2の選択肢として注目されていた。ただしバーコウ議長が選んだ8つの選択肢について各議員が是非を問われたものの、結果は全て否決された。

◆バーコウ議長は、2回目の示唆的投票実施の是非は議員次第としながらも、今夜の投票の目的は、最も支持を集める選択肢を選ぶ前の最終候補を選ぶことだと話した。今週までに、離脱合意案が可決されなければ、4月1日に示唆的投票のいわば決選投票が行われることとなり、少ないオプション数の中から、最も支持を集めるものが決定されることになる。

◆示唆的投票の採決後、一旦は離脱合意案を支持する意向を示していたリースモグ議員が再度、不支持を示唆するなど、事態は混迷を深めている。メイ首相は3回目の意味のある投票を今週実施したいとの意向を示したが、バーコウ議長は、相応の変更がない限り2回も否決された動議を採決することはできないとの認識を示し、投票実施の可能性を改めて否定した。

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