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マクロン大統領を選んだフランス

極右政党に対する拒否感はまだ強い

2017年05月08日

経済調査部 主席研究員 山崎 加津子

サマリー

◆5月7日のフランス大統領選挙の決選投票(第2回投票)では、独立系で中道の立場を取るマクロン候補が得票率66.06%で、極右の国民戦線党首のルペン候補(同33.94%)を破り、大統領に選出された。


◆マクロン候補は世論調査通り大差をつけてルペン候補に勝利したが、今回の決選投票では、左派の支持者を中心にどちらの候補にも投票したくないとの声が少なくなかった。投票率は74.62%と伸び悩み、さらに白紙など無効票が11.49%と高水準に達している。マクロン候補とその政策が支持されたというより、極右政党のルペン候補が拒否されたとみるべきであろう。


◆マクロン次期大統領はフランス経済を立て直し、国民の信頼を回復するという大きな課題に直面する。次期政権の政策遂行能力を判断するには6月の議会選挙後にどのような内閣が誕生するかが明らかになるのを待たねばならず、マクロン氏率いる「前進!」がどこまで議席を獲得できるか注目される。

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