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安倍ノーマル? それとも アブノーマル?

シティでの安倍首相の経済演説に対する欧州の評価

2013年06月20日

ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト(LDN駐在) 菅野 泰夫

サマリー

◆6月19日にロンドンの金融街(シティ)にあるギルドホールにて、安倍首相による経済政策に関する演説が行われた。演説時間は40分程度(演説+Q&A)と短い時間であったが、アベノミクスの取り組みを説明する重要な機会となった。


◆6月17日、18日に開催されたG8ロック・アーン・サミットでは、骨太の方針に掲げられた「財政規律」に対し、各国首脳が懐疑的であったという論調が日本のメディアでは目についた。しかし、今回の経済演説も含めて、現地シティの金融関係者からの反応としては、むしろ「成長戦略」に対する不満が多いといえる。


◆今回の欧州歴訪で、市場から疑問符を突き付けられている「アベノミクス」に対する懸念を払拭できたと判断するのは時期尚早かもしれない。海外の投資家が本当に望んでいることを訴えかけない限り、その効果は限定的になるともいえる。「アベノミクス」が市場に与える影響がノーマル(想定内)か、アブノーマル(想定外)かを判断できるのは、秋の成長戦略第2弾以降に持ち越されたともいえよう。

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